小川工業株式会社
平成22年5月15日(土)に第59回利根川水系連合水防訓練が行われました。
この水防演習は、昭和22年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として国土交通省及び利根川水系の1都6県並びに開催市町村の主催により昭和27年から毎年利根川の河川敷で開催されています。
会場 群馬県邑楽郡板倉町大高島地先
(利根川左岸、合の川河川防災ステーション及び河川敷)
演習 第一部(水防訓練) 
第二部(救出・救援・応急復旧訓練)
その他、水防・防災に関する展示・水防展示コーナーを実施
以下に、当社も会場整備の施工に関わりました水防訓練の当日の様子をレポート致します。
(1) 国土交通大臣

国土交通大臣も訓練に参加されました
(2) オープニング

群馬県警察、館林地区消防組合、利根上建設防災協力会、日本赤十字社、陸上自衛隊他多くの方が参加し、今回の訓練の規模の大きさを実感しました。
(3) 入場曲演奏

群馬県警音楽隊による「水防の歌」ほか入場曲の演奏の様子。いよいよ水防訓練が始まります。
(4) 堤防巡視

第一部水防訓練の巡視班による堤防巡視の様子です。堤防に亀裂や洗掘箇所が無いか確認しています。


■洗掘(せんくつ)
激しい川の流れや波浪で堤防の表法面の土が削り取られる状態のこと
(5) 水防団出動

水防団の消防車数十台がサイレンを鳴らしながら出動してくる様子は圧巻でした。
(6) 漏水防止工法の演習

写真は釜段工(かまだんこう)の完成写真です。

巡視班が漏水箇所を発見すると、赤旗及び発煙灯で位置を知らせます。組合水防団長の命令を受け水防団と第2中隊長が出動し月の輪工や釜段工等の実施を始めます。


釜段工は漏水によって堤防が崩れる事を防ぐ工法のひとつです。漏水箇所に土のうを積みパイプを使って水路やビニールシートの上に水を流します。
(7) 洗掘防止工法の演習

水防団による表むしろ張り工の演習の様子です。
表むしろ張り工とは、堤防の川表面の漏水している箇所にむしろ(シート)を張り洗掘部分がそれ以上広がらないようにする為の工法です。



この他、木流し工等の洗掘防止工法を演習していました。
(8) 崩壊防止工法の演習

水防団による五徳縫い工(ごとくぬいこう)の演習の様子です。

五徳縫い工とは、居住地側堤防斜面にできた亀裂を竹で縫い崩壊を防ぐ工法です。
訓練を積んだ水防団の隊員だからこそ作れる難しい作業のようでした。






■五徳縫い工の完成
(9) 会場

テントの中に入りきらないほど来場者で一杯でした。
(10) 日赤医療班の空輸

第二部の救出・救護・応急復旧訓練の様子です。

陸上自衛隊のヘリコプター「UH−60」が日本赤十字社の医療班先遣隊を乗せて浸水地域の近くに着陸する様子です。
医療班を下ろすとすぐに離陸します。
(11) 救出訓練

県警のヘリコプター「あかぎ」からレンジャー隊員が孤立民家に降下する訓練です。

テレビで見るようなワンシーンです。
この他にも緊張感ある見どころ満載の内容でした。
(12) 救出訓練

県警ボートによる住民救出の様子です。
(13) 堤防の応急復旧

国土交通省と災害協定会社により堤防の応急復旧及び補強作業の様子です。

大型クレーンを使用して、大型土のう、土のう、土砂を、復旧が必要な箇所に運び作業を行っています。

(14) 堤防の応急復旧

応急復旧箇所にブルーシートをかけ、土のうを置いて作業の終了です。
災害時にこのような作業を行う事により最悪の事態を回避し安全を確保します。

この演習を行った擬似堤防も当社の作品です。
(15) 展示体験コーナー

水防訓練終了後も、さまざまな展示体験コーナーが実施されており、多くの方が興味を持ち参加されている様子でした。
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